イオアナバビウクの経歴|五輪後は審判を引退する最優秀女性審判員!

パリオリンピック柔道の審判・イオアナバビウク氏を取り上げます。

イオアナバビウク氏は、柔道90キロ級・村尾選手とベカウリ選手の決勝での審判を務めました。

今回は、イオアナバビウク氏の経歴を調査します!

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目次

柔道90キロ級・村尾選手とベカウリ選手の決勝

畳の上にブーイングが起こったのは、パリオリンピック柔道90キロ級の村尾三四郎選手とジョージアのラシャ・ベカウリ選手の決勝でした。村尾三四郎選手が敗れて、銀メダルとなっています。

この時の審判が、イオアナバビウク氏です。

試合は、

試合の流れ

村尾選手が先にポイントを取り、その後ベカウリ選手に追い付かれた。

村尾選手の内またが技ありで合わせ一本と認められず試合が続行。

残り4秒でベカウリ選手の隅返がビデオ判定により技あり、合わせ技での一本勝ち

ですが、村尾選手を指導する鈴木桂治監督は村尾選手の内またについて、

尻もちをついて両手だったらポイントだが、片手だったのでポイントは取れない、ルール上はそう書いてある。

「片手しかついてないのを映像で審判団がしっかり確認しています。主審の瞬時の判断ではできないことを映像で見ている。両手ついたらポイントなんですよね。ですけど、尻もちをついて片手のみなんですよ。尻もちをついて両手だったらポイントだった。ルール上はそう書いてありますので。非常に惜しかった」

引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/6db6fde51cd41d09f11ec84d6c8b27b0bec81af6?page=1

また、

この大会の今日までの流れを見たら、ポイントはないというところで納得はしていると語っています。

「あのポイントは、今回のオリンピックに関しては取ってないなという印象です。この大会の今日までの流れを見たら、ポイントはないというところで納得はしています」

引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/6db6fde51cd41d09f11ec84d6c8b27b0bec81af6?page=1

監督の話によると、パリオリンピックでのルールでは村尾選手の内股はこれまでの流れではとれないポイントだったことがわかりますね。

ベカウリ選手の隅返に関しては、

最後あおむけになっているのでポイントと考えることができるようです。

技ありの判断基準も国際柔道連盟に規定がある。〈技ありの基準は、肩の軸に対して体側上部が90度かそれ以上後ろ側に倒れている場合、もしくは片方の肩と背部上部が接地した場合とする。体側上部は、肩のポジションのみをみること〉なかなか難しい物言いだが、垂直よりもうつ伏せになっていればノーポイント、あおむけになっていればポイントと考えることができる。

引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/6db6fde51cd41d09f11ec84d6c8b27b0bec81af6?page=2

村尾選手は「自分の間合いを徹底できなかったのが敗因」「銀メダルでは終われない。4年後にこの借りを返したい」としています。

「できるだけ自分の間合いにするのが勝負の鍵だとは思っていた。その部分で僕が自分からその掟を破ってしまった。そこを徹底できなかったのが敗因かなと思います」(中略)「僕は金メダルを取らないといけないと思っているので、銀メダルでは終われない。4年後にこの借りを返したい」

引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/6db6fde51cd41d09f11ec84d6c8b27b0bec81af6?page=2

悔しい大会となりましたが、次のオリンピックを目指すそうですので、また応援したいですね!

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イオアナバビウクwikiプロフィール

柔道審判のイオアナバビウク氏のwikiプロフィールをご紹介します。

  • 名前:イオアナバビウク(Ioana Babiuc)
  • 生年月日:1975年1月7日
  • 年齢:49歳(2024年8月現在)
  • 出身地:ルーマニア
  • 職業:ルーマニアの柔道家、IJF審判員

イオアナバビウク氏はルーマニアの柔道家です。1987年に父親が他界した後、12歳から柔道を始めました。

ジュニア世代に活躍し、17歳の時に出場したルーマニアU21選手権・61kg級の銀メダリストです。

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イオアナバビウクの経歴|五輪後は審判を引退する最優秀女性審判員!

イオアナバビウク氏の経歴は、

  • 1992年:銀メダリスト
  • 1996年:審判員の道へ
  • 2011年:EJU最優秀女性審判員
  • 2012年:ロンドンオリンピック審判
  • 2021年:東京パラリンピック審判
  • 2023年:ヨーロッパ最優秀女性審判員・EJU最優秀女性審判員
  • 2024年:パリオリンピック審判
  • 今後:審判は引退しコーチ業に専念

一つずつ見ていきましょう!

1992年:銀メダリスト

1992年に、ブカレストで開催されたルーマニアU21選手権では61kg級に出場し銀メダルを獲得しています。

柔道は12歳から始めていますので、わずか5年で銀メダリストに輝いています。

その後は審判の道に進んだようです。

1996年:審判員の道へ

大学では、水工大学でエンジニアを目指していましたが、競技を辞めても柔道に関わりたいと思い1996年21歳の時に、審判員になることを決意したと語っています。

競技をやめる時が来たら、すべてのアスリートはそう感じますが、私は柔道を続けたいと思いました。昔は、21歳で審判員になることができました。私は当時、水工大学の学生で、エンジニアを目指していたことを覚えています。1996年、私はアスリートでもありましたが、できるだけ長く柔道を続けられるよう、審判員になることを決意しました。

引用:https://www.eju.net/paralympic-referees-2021-ioana-babiuc/

数年後職業を変え、柔道の指導者になるために大学のコースを受講したと言います。

数年後、私は職業を変え、柔道の指導者になるために大学のコースを受講しました。審判員として、私は常にルーマニア柔道連盟のサポートを受け、この道を歩み続けるよう励まされました。

引用:https://www.eju.net/paralympic-referees-2021-ioana-babiuc/

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2011年:EJU最優秀女性審判員

2011年には、EJUで最優秀女性審判員に選ばれました。

EJUとは「ヨーロッパ柔道連盟」の略称で、ヨーロッパの柔道を統括する国際柔道連盟 (IJF) の大陸競技連盟で1948年にロンドンで創立されました。

主催する大会は、世界柔道選手権大会(ヨーロッパ地域で開催時)、IJFグランプリシリーズ(ヨーロッパ地域で開催時)、ヨーロッパ柔道選手権大会、U23柔道選手権大会、ヨーロッパジュニア柔道選手権大会などです。

主催大会
世界柔道選手権大会(ヨーロッパ地域で開催時)
IJFグランプリシリーズ(ヨーロッパ地域で開催時)
ヨーロッパ柔道選手権大会
U23柔道選手権大会
ヨーロッパジュニア柔道選手権大会

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%91%E6%9F%94%E9%81%93%E9%80%A3%E7%9B%9F

2012年:ロンドンオリンピック審判

2012年のロンドンオリンピックでは、審判を務めました。

キューバのイダリス・オルティスと日本の杉本美香の78kg超級決勝戦を審判し、「オリンピック決勝戦の審判をしたい」という夢を叶えたようです。

2012年、私はロンドンオリンピックに審判員として参加する栄誉に恵まれました。もちろん、私たち全員が「グランプリ」、つまりオリンピック決勝戦の審判をしたいと思っています。大会最終日、私はキューバのイダリス・オルティスと日本の杉本美香の78kg超級決勝戦を審判しました。それは、すべては可能だと自分に言い聞かせた瞬間でした。

引用:https://www.eju.net/paralympic-referees-2021-ioana-babiuc/

同年には2011年に続き、EJUで最優秀女性審判員に選ばれました。

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2021年:東京パラリンピック審判

2021年の東京2020パラリンピックでは、審判を務めました。

12人の審判員のうち、女性はイオアナ・バビウク氏ひとりだけだったようです。

東京パラリンピック競技大会の審判員がIJFから発表され、各国の連盟に送られた。12人の審判員のうち、ルーマニアのイオアナ・バビウク氏が女性1人だが、オリンピックでは16人の審判員のうち5人が女性だったのに比べるとかなり少ない。

引用:w.judoinside.com/news/4291/Paralympic_judo_referees_announced_officially_by_IJF

パラリンピックでの審判は、柔道のルールは同じですがオリンピックでの審判とは少し異なる特別な知識が必要だそうです。

オリンピックでの審判とは少し異なります。柔道のルールはもちろん全く同じですが、私たちの審判員は視覚障害のある選手、時には聴覚障害のある選手を効果的に扱うために特別な知識が必要です

引用:w.judoinside.com/news/4291/Paralympic_judo_referees_announced_officially_by_IJF

たしかに、パラリンピックの審判は特別な知識がなければ務められない、難しいものだと思います。

イオアナ・バビウク氏は、リオ 2016 オリンピックの代表に選ばれなかったことが、柔道界で常に上を目指す力になったようです。そのためにもトレーニングを続けていると言います。

彼女はパリで最高のパフォーマンスを披露することを決意しており、高い基準を維持するために常にトレーニングを続けています。リオ 2016 オリンピックの代表に選ばれなかったことが、柔道界で向上し、受け入れる動機となり、常に向上を目指し、夢を追い求めています。

引用:https://olympics.com/en/paris-2024/official/ioana-babiuc_2046731

2023年:ヨーロッパ最優秀女性審判員・EJU最優秀女性審判員

2023年には、ヨーロッパ最優秀女性審判員として認められました。

同年、EJUの最優秀女性審判員に選ばれました。

数々の優秀審判員に輝く、実力のある方のようですね!

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2024年:パリオリンピック審判

パリオリンピックでイオアナ・バビウク氏は「夢がなければ、人生は何も目指していません。私は常に夢を持ち続けます。」と常に夢を目指して邁進していくと語っています。

「ここは本当に柔道ファミリーです。私はもっともっと上達することを選び、そのために努力しています。いつでも自分が最高ではないと思うなら、それを目指して戦い続けましょう。夢がなければ、人生は何も目指していません。私は常に夢を持ち続けます。」(ijf.org、2024 年 3 月 3 日)

引用:https://olympics.com/en/paris-2024/official/ioana-babiuc_2046731

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今後:審判は引退しコーチ業に専念

現在ルーマニアでは、CSS ウニレア ヤシ クラブでコーチを務めています。

昨年のヨーロッパユースオリンピックフェスティバルの金メダリスト、モソイ チューダー選手を指導しているようです。

彼女は審判への情熱に加えて、CSS ウニレア ヤシ クラブでコーチを務めており、昨年のヨーロッパ ユース オリンピック フェスティバルの金メダリストであるモソイ チューダーを指導しています。

引用:https://www.frjudo.ro/este-oficial-babiuc-ioana-a-fost-desemnata-sa-arbitreze-la-jocurile-olimpice-de-la-paris/

コーチとしての実力もあるようですね!

そのため、今後は、

パリオリンピック後審判は引退し、コーチに専念すると語っています

私は、このオリンピック大会をもって審判としてのキャリアを終えるつもりです。私はコーチも務めており、柔道の子供たち、私のクラブや選手、そしてジュニア審判員に多くのことを提供でき、柔道の発展に貢献できると考えています。

引用:https://www.ijf.org/news/show/ioana-babiuc-helping-someone-in-the-right-moment-is-the-point

2024年3月8日の国際女性デーについての取材では、「選手たちは男女関係なく私の経験を信頼してくれる。適切なタイミングで誰かを助けることがポイント」と語っています。

この職業において、私たちは本当に平等です。私は性別を気にせずに仕事をしています。私はただ良い審判員であり、この地位に就くために努力してきました。コーチや選手と会うのが大好きです。彼らの多くは、私の役割が彼らの何かを向上させるのに役立つことを理解して、質問をしに来ます。彼らは私が男性か女性かなど考えず、私の経験を信頼してくれます。適切なタイミングで誰かを助けることがポイントです。私は何らかの形で柔道ファミリーに残ります。そうしなければなりません!

引用:https://www.ijf.org/news/show/ioana-babiuc-helping-someone-in-the-right-moment-is-the-point

イオアナ・バビウク氏の今までの経験は、若い柔道選手に役立つでしょうね!

お読みいただきありがとうございました。

今後の益々のご活躍をお祈りします。

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