広島県尾道市が「先輩パパからあなたへ」と題して妊婦向けに配布した文書が、
2023年7月23日のツイッター投稿から炎上しているようです。
今回は【記事全文】尾道市子育て支援課の文書「先輩パパからあなたへ」が批判?みんなの声は?を紹介します。
尾道市子育て支援課の文書「先輩パパからあなたへ」が批判?
広島県尾道市が「先輩パパからあなたへ」と題して妊婦向けに配布した文書が、ツイッターで批判を集めています。
家事・育児や夫への配慮を求められている、とも取られかねないアンケート結果が紹介されていたようです。
尾道市の担当課は取材に対して
広島県尾道市役所・健康推進課の課長は24日、当該文書は妊娠7か月の妊婦を対象とし、同課が18年4月に発行開始したとJ-CASTニュースの取材に答えた。作成時から内容は変えていない。
引用:https://www.j-cast.com/2023/07/24465745.html
パンフレット作成の経緯は、
当時とすれば、お父さんお母さんの性別によって考え方が違う場合が大きかったので、そういうところを知っていただき、分かったうえで協力しあうことで、子育てがしやすくなるのではないかというような思いがあった
引用:https://www.j-cast.com/2023/07/24465745.html?p=2
製作は?
未婚や育児中など立場は様々の女性職員が担い、管理職は男性だったと振り返る。
引用:https://www.j-cast.com/2023/07/24465745.html?p=2
配布の仕方は?
配る配らないという部分もありますし、(父・母向けを配布するタイミングは)一緒の方が良かったのかなというところもあります」と見解を伝える。
引用:https://www.j-cast.com/2023/07/24465745.html?p=2
今後については?
これだけ反響があるということはご不快になられている方も沢山いらっしゃると思いますので、そこの部分は真摯に反省・謝罪をして、もう一度、今お配りしている資料も精査しながら、きちんとしたものを皆様にお配りできるように努めていきたい
引用:https://www.j-cast.com/2023/07/24465745.html?p=2
このパンフレットは、ツイッターの反響を受けて2023年7月24日までに配布を停止。
「アンケートの結果など、性別による役割というものを、固定的に捉えるような意識を助長する可能性がある表現方法だった」と述べる。
引用:https://www.j-cast.com/2023/07/24465745.html
など、尾道市はジャストニュースでこのように報道されていました。
今後は、新しいものを作成していくそうなので、ぜひ皆さんに役に立つ、喜ばれるパンフレットを期待しています!
【記事全文】尾道市子育て支援課の文書「先輩パパからあなたへ」
記事全文をお伝えします。
先輩パパからあなたへ
尾道市の先輩パパ100人に行ったアンケート「産前産後のパパの気持ち」(H302月調査)の結果を紹介します。
これからの育児にお役立てください!
妻に言われてうれしかった言葉
1位:○○をしてくれてありがとう(皿洗い・おむつ替え・ミルク作り)
2位:お仕事お疲れ様
3位:○○してくれて助かる(赤ちゃんを抱っこ…・家事を…)
その他:無理しなくていいよ・寝かせるの上手・ミルクの温度がちょうどいい
妻のこういう態度(言葉)が嫌だった
1位:わけもわからずイライラしている。少しのことでイライラして当たられる
2位:赤ちゃんの世話で忙しく、家事ができていない
3位:何もしてくれない・子供の面倒を見てくれない
その他:お帰り、お疲れ様の声掛けがない・抱き方が下手と言われる・風呂が長い・ストレッチが長い・買い物が長い
妻にしてもらってうれしかったこと
1位:家事 毎日お弁当を作ってくれる・産後も変わらずにご飯を作ってくれる
2位:育児
3位:マッサージ
その他:子供を生んでくれたこと・いつも笑顔でいてくれる・仕事があるから夜はゆっくり寝ていいよ・ただ感謝のみ
妻にしてもらいたいこと
1位:何をしていいのか言葉ではっきり(具体的に)言ってほしい
2位:今のままでよい(十分やってくれている)
3位:家事をそれなりにやってほしい
その他:無理しないでほしい・いい意味での手抜き・頼りにしてほしい
男女で感じ方や考え方に違いがあります
「なんでわかってくれないの?」など相手が自分の気持ちをわかってくれないと感じたことはありませんか?
この理由の一つに、男女の脳の構造上の違いがあげられており、男性は理論、女性は感情に基づいて行動するという違いがあることがわかっています。
大切なことはお互いの違いを理解し、うまく役割分担をすることです。
お互いに協力し合う気持ちを持つことが、子育てを楽しむコツです。
休みのない育児委、こころも体も疲れてしまうことがあります。
そんな時は一人で悩ます、お話を聞かせてください。お待ちしています。
2023年7月に入り、Twitterでの投稿が話題になり炎上しました。
みなさんの声は?
尾道市子育て支援課の文書「先輩パパからあなたへ」が批判?みんなの声は?
妊婦の気持ちがわかってない
いやあ…人にも寄りますが、悪阻で毎日「いっそ楽にさせてくれ」と言いたいほどの、死生観すら変わる地獄を経験した私からしたら、妊婦にこのチラシはキツイ…。 まずは妊婦に寄って悪阻も症状も違うから、あの人ができるのにこの人ができない、で比べることもできないのに、それすら未だ共通認識が薄い。 当然子供に寄っても手のかかる子供とかからない子供がいることも知ってもらいたい
引用:ヤフーコメント
ご不快になられている方もたくさんいる…って当たり前でしょう 3位の何もしてくれない、子供の面倒を見てくれない、は共感するけど 2位の赤ちゃんの世話で忙しく家事をしてくれない、は理由が分かってるなら夫が家事をすればいいわけで これを配布するって事は、どちらも妻がするのが当たり前という発想を肯定しているように思われてもおかしくないです 赤ちゃんは大切な命なんだから家事より優先して当たり前ではないのでしょうか?
引用:ヤフーコメント
昔と違って女性もしっかり働く世の中だから、「妊娠出産、産後育児よりも仕事の方が断然楽だわ!」っていうのが分かってしまったからね。 旦那さんは妻が妊娠しようが出産しようが、昼夜問わず3時間おきの授乳や夜泣きにフラフラになろうが生活スタイルはあまり変わらない「通常運転」なわけで。 それで家事が疎かだの、マッサージしろだの言われたらイライラどころか、それ以上の感情が芽生えますよ。 あのチラシは少子化加速と離婚率アップには効果ありそうです。
引用:ヤフーコメント
地域的なもの?
地域的に「女性が家事育児担当」「女性は家庭に尽くす」みたいなのを当たり前と考える人が多いエリアなの?? 5年前はすでに男性育休取得も推奨されてた時代で、それなのに数年間この話が問題にもならないとは、世の感覚とのずれが凄すぎて、担当部署だけの問題ではないような。 尾道での女性、妊婦の扱われ方がこらが割と普通とかであれば、ひどい話。
引用:ヤフーコメント
つまり尾道という土地は思ってる以上に閉鎖的な土地ってことだと思います。地方都市特有の地主の強さと伝統という名の古臭い観念から抜け出せない土地なのでしょう。
引用:ヤフーコメント
行政の在り方
揚げ足取りかと思ったら、想像以上にひどい内容で笑ってしまった。 これを見た女性が「もっとがんばろう」と思うとは思えない。むしろ神経逆撫でしてる。 アンケート内容はとにかく、それを上手にまとめて夫婦を応援するのが仕事だと思います。
引用:ヤフーコメント
アンケートを取って、集計してチラシにする。 役所の担当部署からすると、工夫がいらず楽で、しかも自分たちは仕事をしたとアピールできる良いものだったんでしょう。 アンケート結果となると、内容に責任を取らずに済みますしね。 でもこれ、もらった方は役に立ちますか? 決して手本になるような意見ばかりではない。 より良い分業体制への提案があるわけでも、赤ちゃんを抱えて必死なママへの励ましにも、ママにかまってもらえないパパのガス抜きになるわけでもない。 税金を使って何かやるなら、もう少し工夫した方がよいのではないでしょうか。
引用:ヤフーコメント
妊娠して苦しんでるのは女性なのに、男性側のワガママをチラシにするんだ…って思うとだいぶ引く。 「なにもしてくれない」って、そりゃ2人分の命抱えてるんだから大変だろう。ただ単に想像力と知識が欠如してる人の意見をどうしてチラシにする必要がある? 本当に育児を2人でやることの大切さを伝えたいなら、お互いの意見を含めたチラシを出すべきだと思う。一方的なのはありえない。
引用:ヤフーコメント
制作は未婚や育児中など立場は様々の女性職員が担い、管理職は男性だったと振り返る。 ↓ 制作したのが何人かの女性職員…。管理職は男性。異論はなかったのか、それとも言えなかったのか… ただ単に結果を公表するだけじゃなく、「女性側はこう考えてる」だから男性側も認識をかえて子育てや家事をして欲しいみたいな相互理解を促すためなら良かったのに。
引用:ヤフーコメント
Twitterでの拡散は賛否両論ありますが、今回はこの行動が行政を動かしたようですね。
民の声を聴く寄り添った行政の在り方に注目です。
お読みいただきありがとうございました。
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