ポケットビスケッツ(ポケビ)と、ブラックビスケッツ(ブラビ)の2つの音楽ユニットが、
25年ぶりに大みそかのNHK紅白歌合戦に出演することが2023年12月16日に報じられました。
2組は1998年の紅白出演の後、それぞれ活動休止をしています。
ですので、2組そろってのテレビ出演は21年ぶりで話題で話題になっているようです。
今回は、ポケットビスケッツについて調査します!
ポケットビスケッツとは?
ポケットビスケッツ(POCKET BISCUITS)とは、
日本テレビのバラエティ番組『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』から誕生した日本の音楽ユニット
- 名前:ポケットビスケッツ(POCKET BISCUITS)
- 通称:ポケビ
- メンバー:ウッチャンナンチャンの内村光良(TERU)、タレントの千秋(CHIAKI)、キャイ〜ンのウド鈴木(UDO)
- 活動期間:1995年から2000年
- 代表曲:『YELLOW YELLOW HAPPY』、『Red Angel』、『POWER』
誕生までの経緯
1995年10月20日の『ウッチャンナンチャンのウリナリ!』の前身番組『ウッチャンウリウリ!ナンチャンナリナリ!!』で始まった「スーパースター誕生! 〜K・Nanami アジアへの野望〜」という企画から始まりました。
番組内でアイドルをフィリピンで売り出そうという企画で、出演者は、
- 天才音楽プロデューサー・南々見一也(南原清隆)
- 事務所の社長・・白石恵(国生さゆり)
- マネージャー・工藤勝馬(勝俣州和)
- 南々見が経営する居酒屋ナミちゃんで働く新人アイドル・(高山理衣)
- アイドル事務所社長・滋花実(室井滋)
- アイドル事務所マネージャー・独活野大木(ウド鈴木)
- 居酒屋ナミちゃんの雇われ店長・テル(内村)
- 居酒屋ナミちゃんの看板娘・(千秋)
この番組内でアイドル3人組ユニットを結成することになり、アイドル・高山理衣さんの他、室井滋さんと国生さゆりさんが選ばれました。
歌手になることが夢だった千秋さんは号泣してしまい、咄嗟に内村さんが「第2のマモー・ミモー作ってやるダニ」と叫んだことから、もうひとつの音楽ユニットを作ることが決まったようです。
※マモー・ミモーは、内村光良さんとちはるさんが演じたコントキャラクターで大人気でした。
マモー・ミモー 野望のテーマ 〜情熱の嵐~としてCDデビューもしています。
当時ちはるさんは、可愛らしいタレントだったので、オレンジ色のすごいビジュアルに驚きましたよね!
ポケットビスケッツ【メンバー紹介】番組企画から生まれた3人組バンド!
ポケットビスケッツのメンバー紹介をご紹介します。
TERU(内村テル)
ウッチャンナンチャンの内村光良さんで、番組内の設定は、
- 名前:TERU(内村テル)
- 担当:プロデューサー、リーダー、キーボード担当。
- 年齢:71歳
- 職業:居酒屋ナミちゃんの雇われ店長
- 特徴:語尾が「ダニ」と訛る
- 楽器演奏:当初アテ振りであったが、第2作「YELLOW YELLOW HAPPY」からはソロパートで実際に演奏を行い、ライブで披露。「青の住人」・「Days」では全編に渡り演奏を担当
CHIAKI(坂本千秋)
タレントの千秋さんで、番組内の設定は、
- 名前:CHIAKI(坂本千秋)
- 担当:ボーカルと作詞
- 年齢:12歳
- 職業:居酒屋ナミちゃんの看板娘
- 特徴:幼い頃から歌手になることが夢。かなりの怖がり屋で、辛い食べ物が苦手
UDO(独活野大木(うどのたいぼく))
キャイ〜ン・ウド鈴木さんで、番組内の設定は、
- 名前:UDO(独活野大木(うどのたいぼく))
- 担当:ショルダーキーボード、ギター、エレクトリックドラム
- 年齢:27歳
- 職業:南々見一也のスタッフであったが、厄介払いされるような形でポケットビスケッツに加入した
- 特徴:酒が好きで、きき酒大会では当てる酒または既に当てている酒を一気に飲み干している。
- 楽器演奏:当初アテ振りだったが第3作「Red Angel」では電子ドラム、「100万人署名御礼全国ツアー」以降は「POWER」などでギターを、インストゥルメンタル曲「まごころ」ではアコースティックギターをライブで生演奏している
- ユニット名の命名者で由来は、童謡『ふしぎなポケット』の「ポケットの中にはビスケットがひとつ、ポケットを叩くとビスケットはふたつ」になぞらえて「夢・喜び・笑顔がどんどん増えていくグループにしたい」という想いを込めた
CDデビュー対決【McKee対ポケットビスケッツ】
番組内アイドル3人組ユニット高山理衣さん、室井滋さん、国生さゆりさんは、「McKee(マッキー)」のグループ名で後藤次利さんプロデュースによりデビューが決まりました。
千秋さんは、内村光良さんとウド鈴木さんとポケットビスケッツを結成し、パッパラー河合さんプロデュースでデビューが決まります。
両者はCD発売に先立ち、フィリピンでライブを行いました。
両者のデビュー曲は共に1996年4月17日の発売と決まり、「オリコン週間チャートでより上位を獲得した曲を番組のエンディングテーマとする」という対決企画になりました。
McKeeのデビュー曲「Can’t Stop My Heart」が28位、ポケットビスケッツのデビュー曲「Rapturous Blue」は25位でポケットビスケッツが勝利。
以後企画はポケットビスケッツを中心に展開し、McKeeは1作のみで自然消滅しています。
ポケットビスケッツCDの売り上げ
デビュー曲「Rapturous Blue」はチャート20位まで上昇し、10週連続で100位以内で、累計50万枚以上を売り上げました。ちなみに千秋さんが作詞をしているそうです。
第2弾シングルは「YELLOW YELLOW HAPPY」。かなりの予算を組み、プロモーションビデオも製作されました。
テルが「Rapturous Blueの最高20位に届かなかったら解散」という条件を出しましたが、初登場で8位に入り、最高位は4位で約150万枚を売り上げ活動継続になりました。
第3弾シングル『Red Angel』が発売、初登場2位を記録。売上げは100万枚を突破し、同じくミリオンを達成していた「YELLOW YELLOW HAPPY」と共に、東芝EMIからゴールドディスクが贈られました。
「ポケビ効果」で、『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』は視聴率20%を超える人気番組となったそうです。
できなかったら即解散
番組内では利き酒や、利き寿司などの企画で「成功したら初ライブ・失敗したら即解散」という条件で対決が行われ、事あるごとに様々な対決を持ち掛けられ、「できなかったら即解散」という条件が付く対決路線が始まっています。
どれも成功し、新宿アルタ前で約5000人の観衆の前で初ライブを行っています。
お読みいただきありがとうございました。
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