応援ナースを10年経験した50代看護師の転職

私は51歳、夫婦で応援ナース歴10年以上のフリーランス看護師です。

現在病気療養中、大きな手術をしたので今後の働き方を見直します。

50代は病気や更年期など体調の変化で夜勤が難しくなったり、子育てが一段落して今後の働き方を検討している方などが多いと思います。

この記事では、定年後も視野に入れた、ゆったりと働ける介護施設系の職場を紹介します。

この記事を読むことで、50代の看護師の転職にはもう迷うことはないと思うので、ぜひ最後までお読み下さい。

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目次

【働き方】応援ナースを10年経験した50代看護師の転職

派遣看護師

紹介予定派遣:派遣で最初に入りその後常勤で就職するかを決められる働き方です。条件が合わず辞退する場合もコーディネーターさんが間に入るため安心です。

施設によっては未経験可能なところもあり短期〜長期派遣、単発派遣など豊富にあります。

たくさんサイトがあるので迷いますが、私の場合はたくさん紹介してくれる方よりも親身になって話を聞いてくれる方が頼りになりました。なのでその会社にお願いし特別養護老人ホームを紹介していただき3ヶ月契約をしました。

派遣看護師になるには

エージェント登録します。

私はナースパワーの応援ナースに登録しました。

登録はこちら↓↓

登録後、履歴書・看護師免許証を提出

  ↓

派遣スタッフ講習を受ける

  ↓

雇用契約をする

  ↓

電話にて派遣先と打ち合わせ

  ↓

勤務開始

  ↓

出勤後はタイムカードに管理者のサインを頂きます。月末に派遣先へFAXし、給与は派遣先から支払われます。

  ↓

契約終了。

2回目以降は電話のみで仕事が受けられます。

派遣先からメールや電話が入るので、その都度引き受けるか判断をします。

割と高級住宅街の中にある特別養護老人ホーム。100床で寝たきりの方から自立まで多くの利用者さんがいました。利用者さんは静かな上品な方が多く季節のイベントなども多く和やかな施設です。健康管理がメインでバイタル測定と入浴後の処置が多かったです。ほぼ毎日足の爪切りをしていました。3ヶ月で終了しました。

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パート求人

好きな時に好きな時間だけ働く、今一番ニーズの高い働き方です。

パート求人は多くの求人があるので自分の条件を明確にしてから求人をしぼりましょう。

パート求人は派遣に比べて給料が安いです。派遣は契約更新ができないこともありますが、パート求人は直接雇用なのでそれはないので安心です。

老人保健施設で夜間制の看護学生時代に准看護師のパートをしました。日中はデイサービスの入浴介助や施設の食事介助など介護ケアがメインでした。夜勤はわからないことがあればいつでも連絡してもよいと施設長さんがやさしく指導してくださり夜勤は怖かったのですが安心して望むことができました。卒業後は関連病院へ就職することができました。

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50代看護師の就職メリット・デメリット

メリット

・慢性的に人手不足の業界では50代も即戦力になる

・子育てが落ち着き、安定して長期的に働いてくれるので50代の重要は高い

デメリット

・年齢面:定年まで数年しかなく、体力的もあり年齢が理由で落とされることもある。キャリアに自信があるなら前職と同じ分野がよい。未経験分野は新しいものを覚えることが難しくなっていることを自覚し相当の覚悟をもって挑戦すべき

・新人となる:転職先のスタッフはすべて先輩。自分のやり方が正しいとは思わず、謙虚な姿勢で協調性をもって関わる

・収入が下がる:キャリアアップではなく、夜勤もなく残業も少なければ下がります

以上のことから、体力面を考えてゆったり働ける50代看護師の転職先として、

夜勤がない、残業が少ない 安定した環境で探します。

今回はクリニック、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、サービス付き高齢者住宅、デイサービスを見ていきましょう!

各施設のメリット・デメリット

各施設のメリット・デメリットをまとめました。

ゆったり働く50代の勤務先メリットデメリット
クリニック病棟と比べて体力的負担が少ない
自宅近くなら通勤の負担が少ない
夜勤がなく残業が少ない
スタッフが少なくコミュニケーションが重要
軽症患者が多いのでスキルアップができない
介護老人保健施設日勤専従なら体力的負担が少ない
安定した利用者が多く落ち着いた環境
医師がいるので指示がもらいやすい
オンコールがない
安定利用者が多いのでスキルアップできない
原則3ヶ月毎で回転が早い
特別養護老人ホーム日勤専従なら体力的負担が少ない
安定した利用者が多く落ち着いた環境
看護師は夜勤がないのでオンコールがある
入所人数が多い
急変時は救急搬送に付き添うことがある
サービス付き高齢者住宅日勤専従なら体力的負担が少ない
残業が少ない
安定した利用者が多く落ち着いた環境
急変時は往診医から指示をもらうため時間がかかる
介護保険対応なので看護ケアは訪問看護ステーションからの所属になり知識が必要
オンコールがある
デイサービス安定した利用者なので落ち着いた環境
簡単な処置が多い
スキルアップができない
50代看護師勤務先メリットデメリット

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実際に経験した施設を紹介

私が実際に経験した施設をご紹介します。

これがすべてではありませんので「こんな感じかな」と思っていただけたら幸いです。

クリニック

往診有りの9時から20時の内科メインのクリニック週2回皮膚科と整形があります。シフト制で看護師は2〜3人で処置係と診察介助に分かれ処置係は血圧測定とオーダーされた注射や採血などの処置にまわります。診察介助は患者の介助と他病院への検査予約と説明など。

往診は週1回車で同乗します。在宅ではバイタル測定と診察介助、家族から様子を聞いたり家族のメンタル面もサポートをします。時々訪問看護もあり自転車で点滴に行きました。

残業はほとんどなかったです。スタッフも少ないので円滑なコミュニケーションが必要です。

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介護老人保健施設

100床未満で夜勤あり。日勤は吸引やストマなどの医療処置や食事介助。内服管理は週1回薬ボックスにセットします、日中にできないと残業になります。時々お風呂介助で機械浴の介助や外回りで皮膚処置をします。

夜勤は1フロア1人体制で3フロアあります、看護師1人介護士2人です。バイタル測定と吸引、食事介助、眠剤投与介助。おむつ交換は基本介護さんですが夜勤は看護師も行います。

寝夜勤もありました。就寝ケア後、朝まで何もなければずっと眠れます。翌日はそのまま日勤のときもありました。

特別養護老人ホーム

100床程度。看護師4人体制でリーダーと2人は部屋持ちで1人は処置係。業務はすべてシステム化され派遣の看護師がきても、すぐにケアができるようになっていました。通院の方が多く、その都度送迎車で付き添いをしていたので、業務がたまり戻ってから焦ることが多かったです。

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サービス付き高齢者住宅

在宅なので看護ケアは介護保険適応になります。看護師は訪問看護ステーション所属でそこから各部屋に訪問をします。医療保検と介護保険など基本的な介護保険制度は知っておいた方が動きやすいです。ケアマネジャーが作成するケアプランに沿って介入するので訪問時間が決まっています。

月2回ほど定期往診があります。日頃の様子や内服状況など医師に報告・相談をしながら各部屋に付き添います。介護スタッフも介護保険で時間で動いているので、往診終了後は申し送りをして情報共有を図ります。

夜勤がない場合はオンコールがあります。夜間帯看護師のいない時間に転倒や発熱があった場合、夜勤の介護スタッフからオンコール携帯に連絡が入ります。電話指示で済む場合と、直接出向く場合があります。夜中に出向いても翌日は普通に日勤をします。

介護スタッフの経験が浅く無資格者も多い印象です。病院のようにマニュアルやシステムが確立されておらず、手探りな会社が多いです。

デイサービス

利用者は朝から夕方までと時間が決まっているので残業は少ないです。安定している方が多くケアもインスリンや軟膏処置など簡単な処置がメイン。少人数制ならアットホームな雰囲気でブランクがあっても再就職しやすいと思います。

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ゆったり働ける50代看護師の転職を成功させるには

ゆったり働ける50代看護師の転職を成功させるには、何が重要でしょうか?

今までの経験から自分の強みを考えて、それを活かせる就職先を探す。

50年の人生経験からくる安心感と、チームで長年働いている安定感、これだけでも強みになるはず。

就職したらそこでどのような貢献ができるのか具体的に表現し、就職先へ思いを伝える。

→私の場合、

「いままでの経験から協調性を持って働くことができます。初心を忘れず謙虚な気持ちで勤務します」

「療養病棟・訪問看護での看取りや家族看護の経験、地域医療多職種連携の経験があります。看取りまでする介護施設も増えているので、介護スタッフ等と多職種連携をとり、利用者さんやそのご家族が安心して穏やかな生活がおくれるよう、温かい看護師として勤務します」などでしょうか。

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まとめ

ゆったり働ける50代の看護師の転職は、夜勤がない、残業が少ない、安定した環境が働きやすいと思います。

人生100年、まだまだ折り返し地点です。ゆったり働ける自分の居場所を探しましょう。

お読みいただきありがとうございます。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

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